近代スポーツの文化的背景
19世紀後半のイギリス社会が生み出し・・・
競争原理が最優先した20世紀を居ごこちよく生きた近代スポーツと、そうした近代スポーツが民族の壁を越えて世界に開かれた文化コードを質としてもつことを限界と見すえて登場した民族スポーツ・・・
つまり自身を生み出した特定の民族以外には理解が難しいものです。
その意味で民族に閉じられた文化コードしかもちえない民族スポーツ・・・
これら2つの質を違えたスポーツが存在する時代にわたしたちは生きているのです。
フランソワ・ラブレーといえば、周知のように、16世紀フランスの譜誰的・飽食的遊戯精神の化身ともいうべき作家ですが・・・
その『第一之書ガルガンチュア物語』に、ボーリングの原型とされる九柱戯を初めとして、217種ほどの「遊び」が列挙されています。
それらがすべて実際に行なわれていたものかどうか・・・
つまり、自ら想像した呼称の列挙自体が、すでにしてラブレー一流の遊戯ではなかったのか、疑問なしとはしません。